Nenzaboy 節約ソロキャンプ

基本的に金欠で、キャンプ道具を選ぶのもコスパ重視。ソロキャンプはほぼ毎週。

野営する時のトイレは考えないとヤバイです

こんにちは、Nenzaboyです。

これから野営を始めたい!と思ってるみなさん。野営する時のトイレについて考えたことありますか?

僕は初めての野営の時、完全に何も考えずにいたので、誰も居ない山の中で突然トイレに行きたくなった時に初めて「そういえばトイレってどうすんのさ!」と焦った事を思い出します。

トイレしたくなってから考えるからいいやと甘く見てる僕みたいな人は、全然上手くいかなすぎて後悔しか生まれませんよ。

近くにトイレの無い野営キャンプではトイレ問題はかなりシビアです!

今回は失敗を犯し続けた僕の初野営キャンプでの野排(野営での排泄)体験を振り返りつつ、正しい野排とは何かを探っていきたいと思います。

 

初めての野営ソロキャンプ。車で1時間ほどの山の中にテントを張り、焚き火をしながら山の夜の静けさと怖さを体験していました。なんだか野生的な感覚が蘇るような気がして、遠くの小枝がパキッとなる度に、クマか?とビビる。

そんな静かな緊張に楽しさを感じつつ、ただ焚き火を見つめる。楽しい。

せっかくの野生的な時間なので、僕は冷凍チャーハンをスプーンで食べるという野性味ゼロなディナーを嗜むことに。

バックパックからチャーハンの袋を取り出すと、いい具合に自然解凍出来ていたので特に温めることもなくそのまま食べる。人とは違った部分で野性味を出すスタイルです。

そんないらぬ野性味が原因で、ちょっとばかしお腹をやってしまったんですね。食べてる途中で僕のお腹はキュルキュルっと来たワケです。

普段から胃腸が弱いくせに、キュルキュルくるその時まで1度もトイレの事を考えもしませんでした。

残された時間は少ない。直感でリミットが近づいているのが分かりますよね。

しかもこの時の野営、ヘッドライトを忘れるという最悪の失態を犯してました。

昔読んだ図鑑的な本の背表紙にあった「バックパックにランタンをぶら下げている旅人」のイラストを見て「最高だこれー!」と憧れていたので、ランタンは持っていったのにテンション上がりすぎてヘッドライトは忘れてたんです。

もちろん野営なので街灯はなく、ましてや月も半月にもなってなかったので暗いのなんの。その時に木の生い茂る山の怖さを改めて知りました。

「はやく近場で良いところ探さないと死ぬな」

野生動物への警戒MAX、周囲に灯りなし。ランタンの灯りがギリ届く辺りが限界…!

僕は近場の小川で野排をしようと決意。

下半身は完全な無防備。それに加えて両足はズボンで繋がれているので、野排の囚人です。この時に初めて、野生動物がズボンを履いてない理由が「トイレの時に何も出来なくなるから」という事だと気付きました。

 

ここで小川での野排のデメリットを箇条書きでご紹介。

・小川程度の水流じゃ決して野排を無かったことには出来ない

・スタートの前に野排環境を良い感じにセットしないと、小川に着水するハズが川のほとりへの着弾になる。

・ほとり着弾の場合はちゃんと処理するのがほぼ無理。石とか色んな所に被害が。

 

あとを引く臭いとか匂いとか、なんか自分の失敗をまざまざと提示し続けられるような感覚でした。

こんなことは避けたいですよね。僕も事前に知っていたら避けられたんですけど、なぜ行く前に気付かなかったんだろう。と嘆くくらいしか出来ませんでした。

ただ、先程出したデメリットはまだ序の口です。ここから先が1番困った所です。

野排のことに目を向けず、自分は排泄しないぞ、と昔のアイドルみたいに完全に生理現象を舐めた宣言をしてしまう愚かな人間が陥った最悪の事態。それが、お尻拭けない問題。

そう、お尻拭けない問題。

 

お尻拭けない問題までの間、僕がなぜ気付かなかったかを解説します。

1.トイレの事を全く考えずに準備

2.トイレの事を全く考えずに冷凍チャーハンを自然解凍で食べる

3.腹下す

4.どこですればいいの?!と半パニック

5.暗闇の中、焦って決めた場所で排泄の扉が開く

お尻拭けない問題勃発!

 

この流れです。

 

準備の段階でトイレについて少しでも考えていれば、お尻拭くのなんて超簡単な作業だったのに。

暗闇の中でズボンを下ろした状態で、立つことも許されないまま拭けそうな形状のものを探す。どう考えたって恥ずかしい絵面です。

最初はモゾモゾ動くしか出来なかったのですが、その内にぴょこぴょこと被害が広がらない移動を身につけ、どうにか大きめの葉っぱをゲットして、清潔を保つことが出来ました。

 

この経験から得られた野排の心得

 

・なにかしら(土に還る)ペーパーを持っていく。

・小川の水は万能じゃない。

・穴を掘っての野排の方が安全。土で埋められる。

・雨の日はペーパーが濡れない工夫を。

・ある程度の距離を取ってする。(野生動物対策にもそっちの方が良いらしい)

・本当は緊急時とか登山で使う使い捨てのトイレを持っていくのが最高。

 

みなさんのことですから、僕はよりも上手くやれるハズです。この記事を見て、そういえば!と思ったあなたは必ず持ち物をチェックしてください。必ずですよ!

 

お目汚し失礼しました。

 

それでは。

 

 


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