始めての釣り道具を買った話
こんにちは、Nenzaboyです。
今日は釣り竿を買った時の話を書いていきます。結果的に釣り人ってめちゃめちゃ優しいんだなと思ったので感謝を込めて書きたいなと思ってました。
本当は色々調べてからの方が良かったのですが、買い物に行く途中に寄り道散歩してたらたまたま中古釣り具屋を見つけてしまったので
「よし、コレはそういうことでしょ!」
と、全くなんの根拠もない理由プラス全く予備知識ゼロの状態で中古釣り具屋に意気揚々とお店に入りました。
お店に入ってすぐテンション上がったのが大量の釣り竿。大量の釣り竿が木製の傘立てみたいなものに立てかけられている姿とはちゃめちゃな量に衝撃。
Wild1とかの寝袋コーナーみたいなごちゃごちゃ感と整然感が混ざったワクワクが止まらない感じです。
そんな高揚してる初心者丸出しの自分をなぜか悟られたくない気持ちが芽生え、小慣れた人っぽくしようと手を背中の後ろで結んでおじいちゃん先生みたいなポーズで歩いて周ってたので多分初心者には見られず、怪しい人に思われてたハズだと思います。
それが成功だとは思えないので次からは絶対やりません。
中古釣り具屋は、キャンプ専門店に行った時の高揚感と全く同じだったのですぐ虜になりました。
商品の感じが似てるんですよね、ゴツかったりギミックがあったり色も豊富。見てるだけで楽しい!
めちゃくちゃ綺麗なルアー達がズラーッと壁に並んでるの見てワクワクしたり、虫の形したゴムっぽいヤツ見てうわぁってなったり、なんか小物見て何に使うのか考えて諦めたり。
とにかくめちゃくちゃ楽しい場所でした。
楽しいけどいざ買おうとなったらやっぱりワケが分からないし、いくらなんちゃってフムフムをしても決まらないので、さっきまでの始めてを誤魔化しまくるスタイルをやめて完全無防備ノーガード戦法に切り替える事を決意。
レジに立ってるおじちゃんに話しかけました。
「すいません。釣りやったことないんですけど、何買ったらいいですか?」
これ、ほぼそのまんま言ったんですけど、急にこんな質問してきたら、はい?ってなりますよね?
もちろんそのおじちゃんの第一声は「はい?」でした。
その後も
「なにか釣りたい魚とかあります?」
「食べられる魚がいいなーって思います!」
「海とか湖とか、行くところは決まってます?」
「海が近いんですけど、キャンプ好きなので川も行きたいです!」
こんな感じでおじちゃんと話せば話すほど僕の釣りを始めるにあたっての計画の甘さを露呈し続け、なんとも情けない時間を過ごしながらもおじちゃんの説明を一生懸命聞かなきゃと思って聞いていました。
「ここら辺だと海釣りがメインで、アジとかシーバスとかマゴチとかなんとかかんとかだよ!あと堤防だとなんとか!河口だとかんとか!」
「シーバス?マゴチ??ふむふむ???」
魚の名前はスシローとかっぱ寿司で見たことあるヤツしか分からないので、魚の名前か道具の名前かも区別できない。
気づけばおじちゃんの言葉を疑問形でおうむ返しするロボットみたいになってました。
「エギング?サビキ?ピーイー?」
おじちゃんも僕が釣りどころか魚すらほとんど知らないことに気づいたようで、「よし!わかった!予算以内で全部選んであげるから任せて!」
「そこそこ大きいヤツまで釣れるようにするけどいいね?」
色々と話をしながら自分の用途に合いそうな物をいくつか持ってきてくれて、説明してくれました。
最終的に川に持っていけるサイズの竿で海でもある程度釣れるものを選んでくれて1万円以内に抑えてくれました。
(釣り人はみんなこんななのか?なんて優しい人達、、!)
時間にして1時間くらい他のお客さんが途切れた時間を使って一緒に選んでくれたうえに、帰り際には「多分、やってるうちに色々分かるから分かんないことあったらいつでも来なね!」
もう感謝しかなさすぎて、今年上半期のありがとうございますの数をその1時間半くらいで軽く上回ったと思います。
竿につけるリール(糸をまくクルクルするヤツ)に糸までつけてくれて、しかも近くの釣れる場所の地図とかもコピーしてくれたりと至れり尽くせり、何から何まで本当に感謝しかない!
釣り人って、あたたけえ、、、!
それでは。