Nenzaboy 節約ソロキャンプ

基本的に金欠で、キャンプ道具を選ぶのもコスパ重視。ソロキャンプはほぼ毎週。

キャンプブーム早く終わらねえかな

世は空前のキャンプブームですね。

テレビをつければ、いっつもでかいフライパン持ってるよく知らない芸人とヒロシがキャンプの魅力を紹介して、設営から料理まで一緒に体験みたいな。「前も体験してなかった?」っていう芸能人たちが「最高!ハマりました!」と楽しそうに話す。いっつも同じ構成すぎるのでデジャブかなって一瞬ゾワってするくらい見慣れてきた。

嫌だったら見なきゃいいと思いつつ「お、キャンプ特集じゃん」って言ってご飯食べながら見事に毎回楽しく見てる。

嫁さんも「この焚き火台かわいい」「ティピーテントかわいいね」とか言って楽しんでくれるし、普段やらないキャンプの魅力も伝わってくれてるからめちゃくちゃありがたい話でもある。

それでもよ。

それでもやっぱキャンプブームはさっさと去って欲しい。

なぜなら、もう静かに野営出来るところが超少なくなったから。

 

1年前だったかな。

いつもの野営スポットに行く時に、ビックリするくらいデカくて黒い車が4台くらい路肩に停まってて「怪しいなー」と思いつつ、いつもの場所に車を止めて野営スポット目指して林みたいな道を歩いて行ったら「ズンズンズン♪」とパリミ(パーリーミュージック)が聞こえてくる。

ちょっとした道を少し行くと木と木の間にでっけえ白い布にプロジェクターで変なPVだかMVだかが映し出されてる。その横には超おしゃんなコットンのティピーテントに電球みたいな電飾が張り巡らされてて、完全に野外フェスだと思った。

「電源持って歩いてきたんかな。何往復したんだろ」と心配になるくらいの荷物量だったので、パリキャン(パーリーキャンプ)は労力の上に成り立ってることにも気づけたし、その労働意欲が自力でグランピングしたいという欲望から達成されたと思うと、男たちのエネルギーってすごいなと思うし、あのフェスの会場セッティングは雄のクジャクが羽を広げるみたいなことなんだろうなとも思う。

自分がいつもテント設営するのはそのフェスの会場を通り抜けないと行けないレコーディングボックスくらいのサイズ感の場所だったので、夜まで続くならやめようと思ったし、何よりも欲望渦巻くフェス会場の真ん中をバックパック背負った人が横切って変な空気になるのも嫌だなと思って車に戻った。

孤独な時間を求めていった場所で開催されていた野外フェス。

ぱりぴの広げた羽に圧倒された自分に情けなくもなったけど、しばらくして冷静になって自然の中でくらい静かに過ごさせてくれよと我に返った。

あと純粋にトイレ問題はパリキャンではどうやって解消しているんだろうと気になった。

なんか楽しい解決方法があるんじゃないかなとも思うし、知っている人いたらぜひ教えて欲しい。

 

いつまで続くんだろう。キャンプブーム。

ゆっくりしたいから早くおわんねえかな。