ソロキャンプへ移行するならバックパック選びを慎重に!
歳のせいか生活習慣のせいか、ふとした時に自分からフワッと鹿の匂いがすることに気付いて傷ついています。Nenzaboyです。
今こそこそと野営ソロキャンプに向けて持っている道具を見直しながら色々買い揃えているのですが、その中で1つ失敗したーってのがあって。
それがバックパック。野営地までは近場まで車かバスかで行って、そこからは徒歩で行く予定なので、超必須アイテムです。
もうすでにバックパックを買っているのですが、それが自分の首を締める結果になっています。
ズバリ、持って行きたいものをバックパックに詰められない状況です。
「バックパックには最小限のものだけを詰めるようにしてるから、最低限の大きさでいい。」
みたいなガチで登山してる人達のクソカッコいい言葉を鵜呑みにしてしまった。
その結果僕の手元にあるのはBOOKOFFで500円だったっていう理由だけで衝動買いした(おそらく)化石みたいな40リットルくらいのMILLETのバックパック。
自分じゃ絶対選ばないオールディーズなカラーリングも最高。なにより機能の良し悪しとかもまだよくわかってない状況で、あんまり大きすぎないし安いという安直な理由で購入。登山家の彼らの本来の意図を全く汲めてない暴挙です。
これに全部の道具入るとかワクワクするぞ!と思いながらバックパックに詰め始めた瞬間に気付いた。
「ちょっと待って!あの人達が持ってるテントとか寝袋とか、超良いヤツだ!」
なんせ持っていたmont-bellのムーンライト3型とWILD-1のオリジナルシュラフでバックパックの半分以上埋まっちゃった。
この見た目よりかは立体的な分容量はあるけど、全然入らない。やばい。 買って30分で絶望の入り口に立たされた気分だった。
どんな装備だとここに色々詰められるの?と色んなサイトを見に行くとMSRやNEMOといっためちゃめちゃカッコいい上にコンパクト&軽量なテントがわんさか出てくるじゃないですか。
もうその頃には
「こんなに違いがあるんだ。へぇー。ほぼ手のひらサイズじゃん。」
みたいなノリで感心しながら見てました。そんな最上級品ばっかり見てると段々誘惑されていくし、感覚も鈍るワケです。
「こんくらい小さければ何でも詰められるんだろうなあ。かっけーなあ、欲しいなあ。3万なら安いんじゃない?」
そして、なぜか買う予定で進められていくテント探しの末路。
「よーしこの際だし、奮発して買っちゃおうかな!」
なんて魔が差してAmazonで商品見てる時にハッとした。
いやいや、待てよ?
そういえば自分が行きたいのは北アルプスとかの高山ではなく、車では入れないってだけの近所の山。つまり低山ということを思い出した。戦うべきは過酷な山行や極限の寒さじゃない。
テントの値段も気軽にポンと出せないし、やっぱりタープの下でゆっくりしたい。そこらへんに落ちてる薪拾ってずっと焚き火してたい。段々我に返ってきた。
キツい登りとかは無く人の居ない場所でのんびりキャンプが理想。多少重くてもバックパックに詰められさえすれば、あとは自分の気力と体力との相談だったはずなのです。
ある程度コンパクトでも重めのテントでいいなら半額以下の物もある。それなら何とか手が出そう。シュラフは夏の低山ならどうにかなるんじゃないかな。一応最近の気温チェックしておくか。などとやっと具体的になってきた。
僕と似たようなキャンプしたい貧乏キャンパーには
「BOOKOFFでバックパック買う時はとりあえず大きめのにしなね」
とオススメする。軽くするのは荷物減らせば良いだけだから。そしたら徐々に道具を集めることも出来る。
まだ体も元気だし、ちょっと重いくらい多分平気だよ!きっと!
どこのサイトにも書いてあったけど、自分の持ってる物のサイズと重さを知っておくのが1番良いのを実感させられた。めんどくさくてやらなかったことを、死ぬほど後悔してます。
事前に最低限の荷物でソロキャンプ行ってみて、必要な道具を選り分ける手間があるともっと移行しやすいはず。
とはいえ、もう買ってしまったMILLETのバックパック。500円だったとはいえ、どうにか野営ソロキャンプしなきゃ報われない。
金もないし、時間もかかるだろうけど、このMILLETで絶対野営しよう。その為にとりあえず車で行ける所にソロで行って、必要な道具を選り分けます。
僕のMILLETが活躍するまではもう少しかかりそうです。
それではまた。