Nenzaboy 節約ソロキャンプ

基本的に金欠で、キャンプ道具を選ぶのもコスパ重視。ソロキャンプはほぼ毎週。

初めてのソロキャンプに必要な最低装備一覧と選び方

こんにちは。Nenzaboyです。

 

 初めてのソロキャンプに向けて、ドキドキしながら「あれはいるかな、これはいらないかな」と試行錯誤したのを覚えています。僕自身最初のソロキャンプは慎重に道具を選んで、足りないことがないようにと少しオーバー気味に持って行ってしまいました。

 その結果、予想通りめちゃめちゃに重いバックパックに悩まされ、ヒィヒィ言いながら山を歩き、ようやく見つけた野営地で荷物を広げると「こんなもんいらねーよ!」って言うものが大量に出てきて、昔の自分が詰めた重荷に怒りすら覚えるレベルでした。

 

 今回はプアキャンパーの僕が、ソロキャンプしまくって分かった最低限のソロキャンプの装備とその選び方について書いていきます。

 

 

ソロキャンプの最低装備

 

 

 

移動に必要なもの

バックパック

 まず一番必要なのがバックパックですよね。僕は以前書いたようにバックパック選びで失敗したので結果的に結構な値段が追加でかかりました。自分の荷物の大きさを知ることと、自分の荷物プラスで食料があることを考慮して余裕のあるサイズを選ぶことが重要だと思います。アウトドアショップで売ってる高いやつはバックパック自体が軽く、強度もあり背負い心地が桁違いなのですが、まずは近くのリサイクルショップやAmazon安く売ってるやつで試してみてから、本格的なバックパックを買うことをおすすめします。そうしないと僕と同じ目に合います。自分の荷物を入れられなかったり、自分の欲しい機能がなかったり。なのでこれを読んでいるプアキャンパーにはぜひ慎重に選んでほしいです。お願いします。

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 ちなみにですが、最初に買ったものも今では使いこなして愛着沸いて可愛がってますが、メインで使ってるのはAmazonで3000円くらいだった登山用バックパックです。やっぱりガチの登山用のヤツ欲しいけど、結構な値段するんだよなあ。

 

トレッキングシューズ

 あってもなくてもいいんじゃないかと思われがちなトレッキングシューズですが、断然あったほうがいいしむしろ必須です。僕も最初はナメてたので普通にバンズのスニーカーで行ったんですけど、野山は結構湿った地面が多くてすぐにぬかるみでベチョベチョになるんです。しかも石の上も歩く場面も多いからめっちゃすべる!危なっかしさに耐えきれず、コロンビアの一番安い5000円くらいのトレッキングシューズで行くようになってからは、ぬかるみも余裕で歩ける防水・防汚性があり、不快な思いをしないようになりました。靴底がしっかりしてて滑らなくなったおかげで、滑りそうになった時のワタワタする変な動きも減ったので、足の疲れもだいぶ軽減。安全性は文句なしで高くなって、無駄な体力を使わずに目的地にたどり着けるようになったので間違いなくマストですよ!

 

水筒(プラティパス)

 なんか袋みたいな形の水筒プラティパスです。最初は近くのコンビニでペットボトルの水買ってバックパックに入れてたんですけど、まあバックパックに入れるのに不便なんです。四角いし硬いと融通が効かないので、追加で入れるにはデカすぎる。結局コンビニ袋を手に持って歩いたこともありますが、山の中をコンビニ袋持って歩くの結構大変なんですよ、重いし。プラティパスに変えてからはめちゃめちゃ楽になりました。100均でなんちゃってプラティパスが売ってます。ソロキャンプなら別に問題なく使えますよ!

 ちなみに野営じゃない場合は全然どんな形でもいいと思います。バックパックに入れなくていいならむしろプラティパスよりもペットボトルのほうが使い慣れてるし、色々簡単です。

 

レインウェア

 これも必携!アウトドア用のレインウェアを持っていない場合は、安くてもいいからコンパクトになるものを買い直したほうがいい。間違いないです。ワークマンに3000円くらいで買えるヤツがあったはず。体温調節にも使えるし、風が強い時も着ると楽になるし、寝る時は脱いだものと一緒にくるくるまとめてフードにまとめて枕みたいに使ってます。山の天気は変わりやすいと言われていますし、朝方に小雨降ってるとかも多いので、晴れている日でも持って行くようにしてます。

 

タオル

 僕は速乾性のあるスポーツタオルを持って行ってますが、手ぬぐい的なものでも十分働いてくれます。山を歩いてるとやっぱり汗をかくので必須です。あとは濡れたものを拭けるようにしておくのがすごくいい。バックパックに入れる時に何か濡れてるものがあると、周りも全部湿っちゃうのでちょこっと拭けるだけでもありがたい。野営中は周りも土とか葉っぱだらけで色々と汚れるので、洗っては乾かして何度も使える速乾性のあるものがやっぱりオススメです。スポーツタオルも安いので大体1000円くらいです。

 

 

到着してから使うもの

テント

 最近はタープ泊とかハンモック泊とか色々と魅力的なスタイルがありますが、やっぱり最初はテントが良いですよね。選ぶポイントとしては、バックパックに入るサイズ」「そんなに重くない」この2点だと思います。あとインナーテントがメッシュのものは夏は涼しく冬は恐ろしく寒い。冬の寒さを寝袋とか服装とかでカバーできない場合はメッシュじゃないちゃんと閉められるものを買うのが良いと思います。メッシュじゃないものを選ぶと夏は恐ろしく暑いですが、基本的に夏は荷物が少なくなるのでパッキングを夏に合わせると冬にキツキツになるかも。まずは冬に合わせて揃えると大きな失敗はなさそう。夏は最悪マットと寝袋があれば(虫はやばそうだけど)死なないだろうと。「冬はスノボ行くし、夏だけでいいでしょ」っていう人はメッシュ多めのテントで間違いなしです!というか冬以外はいけます!ただソロキャンプは冬が一番楽しいですからお忘れなく!

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バーナー

 バーナーはアウトドア用のコンロ。これがないと何らかの理由で山の中で薪がゲットできなかった時にコーヒーもラーメンも作れないという状況になります。バーナーはいざ買ってみようと探したら無限の品揃えがあると思いますが、基本的には「小さい、軽い」を売りにしているものと「火力が強い、風に強い、寒さに強い」を売りにしている大きめのものが大半かと思います。そしてプアキャンパーには火力が強いものをオススメします。その理由は基本的にちょっと安いからです。あとは、ソロキャンプだけじゃなく、2人でキャンプに行った時も使えるという点です。やはり火力が弱いとお湯を沸かすにも何か焼くにも時間がかかるんですね。もちろん小さくて軽いのにパワーもあるなんていうのもありますが、そういうのは本気のやつなので結構なお値段します。本気のラインナップの価格帯が厳しくてちょっと値段の低い似たようなやつを狙った時に「火力が足りなくてお湯が沸かない」のと「思ってたよりけっこう重い」だと自分で対処できる部分が大きく変わってくると思うので、買い足しを躊躇する人はぜひ火力を売りにしているバーナーから順に自分でバランスを見ながら軽くて小さいものを探すと良いと思います!

クッカー

 クッカーは鍋とかフライパンの代わり。これがないと上で説明したバーナーがただの火を噴く危険な物体に成り下がります。用途や目的によって形や素材が様々で、選ぶのにも苦労すると思います。今回は野営ソロキャンプを想定しているので、お湯を沸かすことをメインにして行きます。お湯を沸かすだけならそんなに容量は必要ありません。500mlもあればカップラーメンやコーヒーは余裕で作れます。インスタントラーメンは形が四角いですが半分に割ってから突っ込んでも作れるのでギリセーフ。でもギリギリなので余裕を持って700mlでもいいかもです。

 僕はインスタントラーメンを食べるときはちょっと変則ですが角形クッカーを使っています。角が角ばってるのでお湯を注ぐのも意外と楽チン。角形クッカーを買うときは取っ手が編ではなくて角に付いているやつを選ぶとお湯を注ぐのが楽ですよ!

 

カトラリー

 食器類ですね。カップでコーヒー、箸でラーメン。必須なのはカップだけかもです。あとは各々必要なものを持っていけばいいですね。アウトドア用の便利で軽いカトラリーがびっくりするくらいいろんなのが売ってるので、カトラリーはほぼ趣味なのでお好みで。僕は基本的にソロキャンプの時はコンビニでもらえる割り箸です。割り箸が無い時は枝をナイフでちょちょちょってすると箸みたいになるのでそれで食べてます。タダですね。

 

ネイチャーストーブ

 小さい焚き火台兼コンロ。上にクッカー置いてお湯沸かしたり出来ます。焚き火台が軽くてコンパクトなものを持っていれば良いのですが、火の管理と片付けが大変なのでネイチャーストーブ推しです。これも1000円くらいで売ってるやつで十分焚き火を楽しめるかと。

 普段直火で焚き火を楽しんでいる人も、山の中は燃え移りやすいものが死ぬほどあるので川の水が汲めるところで、地面に何もない状態に掃除して、火が広がらないように穴掘って石を組んで万全の準備をしてからやった方がいいかと思います。まあ本当は自然へのダメージとか火の粉の危険とかが常にあるのでやらない方がいいんですよね。一応ごにょごにょ言っておきます。ごにょごにょ。

キャンプ場とかでやる大きめな焚き火と違って、ネイチャーストーブでやる小さい焚き火は薪の回転が早いのでけっこうちゃんと見てなきゃいけないんですよね。それが逆にソロの時は楽しいです。話す相手も居ないのでチマチマやって楽しむんです。

 

テーブル

 大きなものでなくていいです。ほんとはでかい石とかでもいいんですが、絶対に欲しくなるのでぜひ用意してください。キャプテンスタッグのアルミロールテーブルが手軽に買えて安いので、他のものと比べると少し重いんですけど圧倒的にオススメです。どうしても重いのがいやだ、とかコンパクトじゃないとバックパックに入らない!って場合は少し高いですがフィールドホッパーをオススメします。やっぱり良いものは良いです。

 

夜使うもの

マット

 マットがあると眠りの質が格段に上がるので、持ってない人は100パーで買ってください。最初はしょぼいやつでもいいので、絶対買ったほうがいいです。無いと寝れないようなところにテントを設営することもあるので絶対です。マットの種類もいくつかあります。ざっくり分けると、パタパタ折ったりくるくる丸める銀マットみたいなクローズドセルというタイプと、空気で膨らむタイプがあります。とりあえずで買う場合はクローズドセルの方を買ったほうがいいはずです。空気を入れる方は、穴が開いたら終わりなのと、寒いと膨らまなかったりと色々とメンテナンスが必要なので、慣れてきたらでいいんじゃないかなと思います。クローズドセルの方はただマット小さくして運ぶだけなので、安物のマットでも急に使えなくなることがありません。しかも安いのであれば1000円くらいでゲットできます。まあその分コンパクトさはないですが、バックパックの外側につけて持っていけるので安さと安心でいくならクローズドセル一択です。

 

寝袋

 寝袋がないと眠れないです。夏は代わりにタオルケットとかでもいけるけど、冬は絶対無理です。寝袋はシュラフって呼ばれてて、その種類としては、羽毛を使っているダウンシュラフと中綿が入っている化繊シュラフ、あとダウンと化繊のミックスがあります。ダウンは高くてコンパクト化繊は安くていつでも暖かい。ただプアキャンパーの僕もここだけはとダウンの高いやつを買いました。その理由は化繊シュラフはデカすぎるバックパックに入れたらそれだけでかなり幅をとる。冬用の化繊シュラフなんてマジででかい。

 ちなみにダウンシュラフにもデメリットがあって、水に弱くメンテナンスに手間かかるってことです。ただそのデメリットが見えなくなるくらいの化繊シュラフのデカさ。ダウンシュラフの水濡れはシュラフバーで補えば全然大丈夫。ちょっと高くつくんですが、冬の寒さと化繊シュラフのデカさは尋常じゃないので、プアキャンパーが頑張るところ第一位が寝袋だと思います。他の道具は目的と用途さえ間違えなければ死んだりしないので。どうしてもお金がない人は化繊シュラフバックパックの外側にくくってください。あとは服で体温調節するのが効果抜群なので、命大事に!でお願いします。ちなみに僕はNANGAの寝袋を使ってます。テントより高いですが、それだけの価値があります。

 

電池式ランタン(ヘッドライト)

 夜の山の中はマジのガチで真っ暗なので絶対に忘れたらやばいやつです。予備の電池も持っていきます。なんなら僕は予備のヘッドライトも持って行ってます。本当のところ電池式ランタンは無くてもヘッドライトだけで過ごせます。なのでヘッドライト優先で、次に電池式ランタンの順で揃えるといいと思います。夜の山の中をランタン手に持って歩くのはしんどいだろうなあ。ヘッドライトとランタンの電池のサイズが一緒になるようにする予備の電池が兼用できるので、無駄な荷物と買い物が減らせます。ソロキャンプに使うサイズの電池式ランタンは大体単3電池で動くかUSB給電なのでヘッドライトも単3電池を使うやつかUSB給電のものにしておくと良いですよ。

 

その他

ナイフ

 刃物はあるといいです。麻紐切ったりブッシュクラフトで有名なフェザースティック作ったり。最初はナタ持って行ってたんですけど、重すぎ問題で破門にしたので代わりに噂のモーラナイフを買いました。なんか想像より安くて3000円しなかったので、買っておくとめちゃ役に立ちます。おすすめです。

 

モバイルバッテリー

 本当にアウトドアにも必需品になってるように思います。寒いと電池の減りが異常に早いので、モバイルバッテリーを常備してます。少し重いですが、もしもの場合に携帯はライトにもなるしLINEもできるマルチプレイヤーなのでモバイルバッテリーは持っておくのが吉です。ライトとかもUSB給電タイプが増えてきているので、モバイルバッテリーがメインの道具に揃えるのもありかもしれません。僕は理由はないけどなんか不安なので、まだやめておきます。試しにヘッドライトとか買ってみようかな。

 

帽子

 冬は寒さ対策できるし、怪我とか日射病とか予防できる。意外と小枝とか頭に当たるんですよね、山の中。あとは山っぽい雰囲気出ます。サングラスと併用でどうぞ。

 

麻紐

 現地でちょっとした仕掛けが必要になることが多かったなあと思ってます。レインウェアを引っ張ってタープ代わりにしたりもしました。あとテントのポール持っていくの忘れた時に麻紐でうまいこと引っ張ったらギリいけたので、もしもの時にもどうぞ。普通のロープとかパラコードの方が良いじゃんとも思うでしょうが、わざわざ麻紐なのは焚き火するときにモシャモシャってすると繊維が解れて火つける時の火口になるからです。100均で玉で売ってるので十分役に立ってるのでちょっと持っていくと便利ですよ。

 

ポータブルラジオ

 熊よけとちょっとした気分転換に。寝ている間につけておくと安心して眠れます。手巻き充電のやつにしておくと災害時にも使えるので、オススメです。まあほんとは無くても余裕なので番外編ということで。

 

 

 今回タープは外しました。タープに関しては晴れてる日に行けば木が日光を遮ってくれるのと、雨が降ってる時はタープ持ってても移動中にビショビショなので初期コストのカットです。とはいえやっぱりタープが欲しくなるのも事実です、ただタープも入れちゃうと今度はタープ泊とかも視野に入って選択肢が増えすぎるので今回ははしょりました!今度タープ泊もやってみようかな。その時はまたここに書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

あーソロキャンプ行きたくなってきた!それでは!