ついに釣りデビュー、完全なる無からのデビュー。
こんにちは。Nenzaboyです。
今までキャンプを唯一の趣味としていましたが、キャンプを始めた時もテントだけ持って原っぱに繰り出して明かりもメシもない家出スタイルで見切り発車をして自分なりの最低限を見つけていったという経験があります。
以前からずっと思っていた「もしや釣りってキャンプと相性最高なんじゃ?」という説を自分で確かめるべく、釣りデビューを果たしたのでこれからは釣りについても書いていきたいと思います。
釣りデビューにあたって、名人級の見切り発車を発揮したので後続の人達の礎になれるよう書いていきたいと思います。
まずはなぜキャンプと釣りの相性が良いんじゃ?と思い始めたのかを書いていきます。
簡単に言いますと、自分がキャンプしている時に釣り人と遭遇する率が異様に高かったことが理由です。
野営キャンプをしている人なら分かると思いますが、テントを張っている最中や焚き火をしている時や朝早くに必ずと言っていいほど釣り人が現れます。しかも予想外の所から。
キャンプの時に、川から離れたところにテント張ってるとはいえ、川との間に人が通るような道は無いはずなのに川岸からガサガサ音がすると思ったら釣り人です。
川岸というかほぼ川から出てきます。むしろ太ももくらいまで川に入っている状態で出てくるのが釣り人です。
海沿いの洞窟でキャンプしてたら、絶対に人が入れないでしょっていう岸の岩場から当たり前の顔をして出てくるのも釣り人です。
しかも大体の釣り人が一度こっちを見たと思ったら、何のアクションもなく歩き始めます。
この動きが夜に車で出会うシカの動きと表情にめちゃくちゃ似てるんですよ。
こっちからしてみたら
「えっ!なんでそんな所から人が出てくるの?!」
って思ってビックリしてるのに、自然体そのもの。
「ん、なにか?」
って顔をしてすぐに歩き始める。シカと釣り人の動きは同じです。目的の途中にいる人間ごときには興味はありません。
その一連の流れが自然に溶け込みすぎていて、「これがプロの姿か、、」と思い畏敬の念を抱いてました。
「釣り人って、仙人っぽくてカッコいいなぁ、、!」
これが釣りデビューを果たした1番の理由です。しかし自分は仙人には程遠い煩悩だらけの人間なので、絶対キャンパー見つけたら会釈をしてしまいます。まだその状況にはなってないですが確実に会釈します。
ペコッて頭下げてなんか変な空気が生まれて、あ、どうも。へへへ。ってお互い気まずくなるアレをやっちゃう自信があります。
コレは野営キャンプで何度もやっていて反省を重ねてるハズなのに何度もやっているので間違いなくやります。そして反省するはずです。
もう1つの理由は、食料を現地調達出来たら荷物めちゃくちゃ減るんじゃないか?という考えです。
ただ、今のところ5回くらい釣りに繰り出して1匹も釣れてないのでこのままでは餓死確定なのでこの作戦は腕が上がるまでは眠らせておかなければ。。
これからはキャンプに行けない時は釣りに行く予定を勝手に自分の中で立てまくっているので、釣り関連の記事もバンバン書いていきたいと思います。
ベテラン釣り師のみなさん、温かく見守って下さい。アドバイスももらえると心底助かりますのでよろしくお願いします。
それでは。
ソーヤーミニを買うかで2,3年悩んでた
こんにちは。Nenzaboyです。
唐突ですが、みなさん災害時の準備は万全でしょうか?
キャンパーの知識と実力、そして備えが役に立つのがきっと災害時だと思います。
しかし、災害時に最も必要なのにキャンプの時には当たり前のように借りてるものがあります。それが水です。
タンクやプラティパスなどに入れて持っていってる人も、水道が止まっているときはそんなもんただの空の容器ですよね。
一応災害時には水の配布があったりするらしいので、ある程度の安全は確保してくれそうな感じもしますが、ちょっと怖くないですか?
僕は中越地震の時にばっちり揺れまくった所にいたので、今でも地震にはすごい敏感で、寝てる時の震度2の地震とかでも起きて靴下履いて逃げる準備を整えるクセがついてます。
なので、水のペットボトルを常に備蓄してます。ただ、最近気づいたんですけど、備蓄用の水を用意していても、それで足りてるのかっていう問題。
調べたら大人1人が1日に必要な水分量が大体2リットルとか3リットルとか言われてるので、それプラス洗濯、手洗い、排泄等のことも考えると大体5リットル程度でしょうか。
この量を人数分ですから、1週間だと1人で35リットル。2人だと70リットルくらいです。
僕はこんな量の水は到底用意できないです。用意しておいても収納に困るし、いざという時に持ち運ぶなんて到底無理そうです。
なので僕は水の備蓄を諦めて、ソーヤーミニってやつを買おうとしてました。
ソーヤーミニは手のひらサイズの浄水器的なやつで、川の水とかでもフィルターを通すだけでなんとか基準を超えてる安全な水が確保できるっていうヤツなんですけど、なんとなくどこまで信用していいのかなーっていうのがあるから買うのを躊躇してます。
99.9パーの菌とかなんだかを除去できるって書いてあるからすごいんだろうけど、そういうのあんまり信用しないタイプなので本当かー?ってなっちゃいます。
しかも試しに買ってみるにはちょっと高いけど、実際使えるならかなり安いっていうとっても絶妙なライン。
ここは試しに買ってみて、川の水とかリアルに浄水して飲んでみようかな?
でも川の水いきなりいきますー??ってビビってみたり。
でも川の水とかでやらないと実際どうか分かんないですもんね。
まあ最悪死ぬことはなさそうだから買ってやってみようかな。
ソーヤーミニ買ってみます!えー、どうしようかな。
いや、買います!んでレビューします!
怖いけど。
まあ災害に備えて今のうちに試してみるの悪くないですよね?よっしゃやるどー!
届いたら川の水飲むので、僕みたいにソーヤーミニを買おうか迷ってる人は生け贄として見てくれれば結構ですので楽しみに待っててください!
こえー!
もし僕よりも先に買って、川の水飲みたい人いたらぜひ結果を教えて下さいね!
それでは!
初のソロデイキャンプ手記
こんにちは。Nenzaboyです。
この三連休、中日の日曜日にデイキャンプに行った以外はほぼ家の整理等をしていたので不完全燃焼。
でも!
住んでる所は標高低いし?
そしたら気温はまだ高いから、キャンプに1番良い季節はもうちょっと先だよね?そうだよね?
もう、こうでも思わないと一泊も行けなかった悔しさにやられちゃいそう。とりあえずそう思っておけばどうにか自分を保てる気がするから、今回はデイキャンプが最高の答えだったと盲信することにします。
てことで、今回はすごく短い時間のデイキャンプをどう過ごしたかを文字のみでお届けします。
まず9時30分過ぎに家をでるスロースタート。荷物は災害が来た時の非常用バッグとして常備してるので、あとは自転車用のサイドバックに入れ替えて準備完了。普段のめんどくさがりが功を奏した時短準備です。
ただ、普段の生活では普通にめんどくさがりなのでせっかく朝7時に起きたのに、洗濯掃除だけで9時30分までかかったというプラマイゼロな所がNenzaboyクオリティです。
自転車に荷物乗せたらスイーッと川に向かって走ります。2週間くらい前に「野営出来そうな場所を見つけて昼ごはんを食べる」という遊びをして良い所を見つけていたので、その場所に向かいます。
めんどくさがりなので、特にメモとか記録も取らないので記憶力を頼りに行くのですが、肝心の記憶力がめちゃくちゃに低いので野営地がどこだったかは詳しく覚えてないです。
なんでその記憶力なのに対策をしないんだと聞かれたら、その対策をする事を覚えてることすらままならないので、対策するのを忘れないための対策を身につけるのが先になるんですね。頭の良い人達。分かってくれてますか?
対策はこうしよう!
メモを取らなきゃ!
あ、メモないじゃん!
今度からメモ持ってくるの忘れないようにしないと!
あ!メモ忘れたー!
で、なんだっけ?
この繰り返しです。これがNenza式アホの螺旋階段です。みなさんは迷い込まないようにしてくださいね!
そんなすっからかんな記憶力の僕が唯一覚えてる情報は、吹奏楽部の練習が聞こえるっていう役に立つかどうかも怪しい情報のみ。
ちなみにその吹奏楽を聴いた時に、壮大な感じの音楽を聴きながらゆで卵のカラをむいてると、普通のたまごなのに「偶然見つけた未確認生物の卵が孵化する瞬間を見届ける博士」みたいな気分になってめちゃ楽しいっていうライフハックを学んだのは鮮明に覚えてます。
大事な情報はないのに、こんな無意味な事を覚えてるのが逆に腹立たしいですよね。
まあそんなこんなで川までは順調に辿り着いたんですよ。この川沿いのどこかにあるぞーって所までは余裕でした。
そしたら近くにホームセンターが見えまして、ええ、大好きなんです。ホームセンター。
すぐにホームセンターに寄り道して、色々見てたら「自転車のメンテナンスしよう!」となりまして。
サビ落としだったり油だったりといくつか買って大満足で出ようとしたら、今度はスーパーもあったんですね。ホームセンターに併設パターンの黄金コンビ!最高ですよね?
迷わず寿司のパックと幕の内弁当を買って最高の装備で川に向かいます。
川についてからは「キャンパーと釣り人は大体橋の近くに集まりがち」という有り難い言葉があるように、大きな橋を見つけて近くまで行ったら、案の定ちょっと開けた場所があるのを見つけて、ロードバイクで砂利道を走るスリリングなスポーツを2.3分楽しんでるうちにあっという間に到着です。
周りからは吹奏楽部の音は全く聞こえず、見たことある景色は1ミリもなかったので事前の偵察は全くの無意味でしたが、かなりいい場所を見つけました。
あー、あそこがどこだったかはもう分からないんですけど、、笑
とはいえ、辿り着いたのでテーブルとタープとチェアーを取り出して川っ端にセットしたらもう完成。
テントも持ってたんですけど、なんかちょっと恥ずかしくなって出すのやめました。
「三連休なのに昼間にテント張って夕方には撤収?プスプスー!」
っていう心に住む変な笑い方のベテランキャンパー(幻想)からの指摘を受けたので、今回はテント無し。なのでタープの下にマット敷いて地べたスタイルでした。
デイキャンプで思い出せるのは、なんといってもお寿司パックの偉大さ!
美味い以外のなんの要素もない、混じりっけ無し、純度100%の美味いが食べられる幸せ!ガリも美味い!
あまりの美味さに食べ終わった後は、しばらくマットの上に寝転がって定期的に川でデカい魚がビターンッて飛ぶのを眺める時間に徹してしまいました。
あの魚アホそうだなあって思いながらただぼーっと過ごす。そんで気づいたらちょっと寝てました。気持ちよかったなあ。
そのあとは黙々と自転車にスプレーしては拭いてスプレーして拭いて。
カチャカチャ…
プシュ…シューーーー…
ウィウィッ…
キュヮッ…
カチャカチャ…
自分の気持ち的にはかなり楽しかったんですが、ふとした瞬間に自分を客観視してしまうと、寂しいおじさんの休日感が強すぎて悲しくなりそうだったので良いぐらいで止めようか。となりました。
自転車のメンテナンスしてる途中でお父さんと息子の釣り人が草むらから出てきて、まるで変質者を見る目で見られたので「あなたたちも結構ヤバめな登場ですよ」と警戒をはらんだ会釈ともいえないレベルの軽い首の動きで意思疎通を図りました。
息子さんの方が、昔部活の後輩がやってた「ウィッス」の時の首の動きをしたので、コミュニケーションは無事成立。
なので僕も釣りをしようと決意しました。早く釣りをしたくて、今から楽しみです!
なんとなくやりきった感があったのと、早く帰らないとテレビ界日曜日の覇者であるサ◯エさんが始まってしまうので16時頃に帰路に着き、無事サ◯エさんの時間までに帰ることが出来ました!
ちょうど始まる前だったので、風呂から出てきたら鉄腕ダッ◯ュになってましたが、そもそもそんなにテレビ見ないので全然OKです。問題無し!
ということで、今回のソロデイキャンプの総括。
特に書くこともない!
無理やり文にしてみるという意気込みだけでここまで書けたら充分です。むしろ今ここに書いてる時の方が色々あった気になれるから、キャンプに行ってやること無かった人はブログを始めてみてはどうでしょう?
あれ、意外と色々あったのかな?って錯覚に陥ることが出来るかもです。
初のソロデイキャンプは本当に穏やかな時間を過ごせました。
それでは!
Nenzaboy的 冬用テントの最低条件はこれです!
こんにちは、Nenzaboyです。
だんだん寒くなってきて、今日ついにニットを着始めました。僕は暑いと寒いしか感じられないガバガバの感覚なので、衣替えに失敗することが毎年の恒例行事です。
僕にとっては天気予報よりも服予報の方が明らかに必須なので、そういう予報アプリ作ってくれないかとここ8年くらい待ってます。誰か作れる人が居たらよろしくお願いします。
これからキャンプ始めようとしている人は、冬になって寒くても使えるテントってどんなの?それ買ったら逆に夏もいけるの?って色々考えてるんじゃないでしょうか。
すでに自分のテントをすでに持っている人も、初めての寒い時期のキャンプだと、今のテントで行けるかな?っていう不安が大きくなったりしませんか?
どちらもちょっと前の僕がそうだったので、多くの人がきっとそうだっていうことにして話を進めますね。
ということで今回は「寒い時期のテントの選び方」について書いていきます!
僕は貧乏キャンパーなので選び方の基準が「高機能」ではなく「最低条件クリア」になるので、お洒落インスタキャンパーさんや高級SUVキャンパーさん達とは少し違った目線だと思います。
Nenzaboy的
秋、冬に使うテントの選び方
まず前提として、テントよりも寝袋の方が圧倒的に大事です!寝袋がしっかりしたモノなら、それなりの気合いと経験と対策(主に気合い)が必要ですが、冬でもハンモックや地べたにマットのワイルドスタイルでいけます。(とはいえ少しずつのチャレンジがおススメです。)
その上でより快適になるために僕がテントに求める必要最低限の条件を書いていきますので、切り捨てる所は切り捨てるのでご了承ください。
テントを4つ使って気づいた部分を重要度の高い方から書いていきます!
フルクローズになるやつ
これは色々試してみて、ガチでした。
ダブルウォールだと暖かいって言われてるのも確かにそうだと思うんですけど、どうにも微差って感じです。
インナーテントがメッシュばっかりだと、ダブルウォールでも結局風の通り道が全面にある状態なので、フライシートの下からぶわーっと冷たい空気が循環し続けるので寒い。フライシートの下の隙間を埋めるスカートと呼ばれるヒラヒラが付いてれば暖かい。
空気を循環する量が多ければ寒くて、少なければ暖かいっていうことです。
テントの中で煮炊きするパターンだと一酸化炭素中毒とかの事故が怖いので、空気がしっかり循環するやつの方がいいですね。そっちの方が軽いのが多いし。
僕は外で煮炊きするので、がっつりフルクローズでぬくぬくスタイルです。
フルクローズとメッシュの切り替えが出来るようになってるテントだと、重さは増すけど空気の循環も調整が出来るので一石二鳥ですね。
フルクローズのデメリット
デメリットもあります。それが結露。外の空気と中の空気の温度差で結露が出ます。暖かくすれば結露が出る。結露が出ないなら寒い。
僕が使ってるのはシングルウォールの1人用テントなのでビショビショです。寝袋の壁についてる部分はべちょべちょ。一応NANGAの防水使用の寝袋で解決したつもり。
結露が出るデメリットは切り捨てました。
ダブルウォールだとフルクローズでも結露がかなり軽減されるので、収納サイズと重さを考慮しなくていいなら選択肢としてはかなり優秀かと思います。
実際に使う人数プラス2人分のサイズまで
たとえば1人で使うなら1人用が断然暖かく、サイズが大きくなるほど寒くなります。単純にテントの中の空気の量が多くなるからあったまりにくいっていう、シンプルな理由です。
フルクローズならプラス2人分くらいまでは暖かく過ごせるっぽいです。これは実際にmont-bellのムーンライトの3人用に1人で寝た時に「いける」ってなったので間違いないです。
ここはメッシュの面積とバランス見ながら考えると良さそうです。
それ以上はまだやってないので分からないですけど1人で5人用テントなんて持っていった日には、マットと寝袋セッティングした時に「空間の無駄ァ!」って叫びたくなるはず。
小さなテントのデメリット
テントの壁に当たるので結露で濡れる。狭い。友達を追加で呼ぶとパツパツになってカップルじゃないならかなりキツい。本当はカップルでもちょっとキツい。
ここら辺のサジ加減は人それぞれかなと思います。快適性と機能性の天秤で測る感じですね。
好みの作り
例えば僕はフルクローズでぬくぬくスタイルなので前室が無いと煮炊きが寒い所でしか出来ないんですよね。なので前室が欲しい。
欲を言えばテントの長辺(横側)に前室があって欲しい。
なぜかというと個人的な趣味として焚き火とか晩ご飯とかのイベントが終わった後に、前室を使ってコーヒーとか沸かしてる時すごい楽しいんですよ。
ちっちゃいテーブルのすぐ横に靴置いてあって、コーヒーの匂いと足の臭いと土の匂いが混ざってる感じとか秘密基地っぽくてたまらないですよね?あれ、書かない方が良かったかも…?
多分、テントはティピー型がいい!とか色々あると思うのでそういう好みみたいなのは妥協しないで選ぶと愛着の湧き方にべらぼうな差が出ます。
好みのテントで機能面も最低限クリアしていればそこまで文句は無いと思うので、機能面でここだけは譲れない!っていう部分を自分で知っておくことが最高のバディ(テント)を見つける方法だと思います。
それでは!
モンベル(mont-bell) テント クロノスドーム1型 [1~2人用] ゴールデンオレンジ 1122490-GDOG
野営する時のトイレは考えないとヤバイです
こんにちは、Nenzaboyです。
これから野営を始めたい!と思ってるみなさん。野営する時のトイレについて考えたことありますか?
僕は初めての野営の時、完全に何も考えずにいたので、誰も居ない山の中で突然トイレに行きたくなった時に初めて「そういえばトイレってどうすんのさ!」と焦った事を思い出します。
トイレしたくなってから考えるからいいやと甘く見てる僕みたいな人は、全然上手くいかなすぎて後悔しか生まれませんよ。
近くにトイレの無い野営キャンプではトイレ問題はかなりシビアです!
今回は失敗を犯し続けた僕の初野営キャンプでの野排(野営での排泄)体験を振り返りつつ、正しい野排とは何かを探っていきたいと思います。
初めての野営ソロキャンプ。車で1時間ほどの山の中にテントを張り、焚き火をしながら山の夜の静けさと怖さを体験していました。なんだか野生的な感覚が蘇るような気がして、遠くの小枝がパキッとなる度に、クマか?とビビる。
そんな静かな緊張に楽しさを感じつつ、ただ焚き火を見つめる。楽しい。
せっかくの野生的な時間なので、僕は冷凍チャーハンをスプーンで食べるという野性味ゼロなディナーを嗜むことに。
バックパックからチャーハンの袋を取り出すと、いい具合に自然解凍出来ていたので特に温めることもなくそのまま食べる。人とは違った部分で野性味を出すスタイルです。
そんないらぬ野性味が原因で、ちょっとばかしお腹をやってしまったんですね。食べてる途中で僕のお腹はキュルキュルっと来たワケです。
普段から胃腸が弱いくせに、キュルキュルくるその時まで1度もトイレの事を考えもしませんでした。
残された時間は少ない。直感でリミットが近づいているのが分かりますよね。
しかもこの時の野営、ヘッドライトを忘れるという最悪の失態を犯してました。
昔読んだ図鑑的な本の背表紙にあった「バックパックにランタンをぶら下げている旅人」のイラストを見て「最高だこれー!」と憧れていたので、ランタンは持っていったのにテンション上がりすぎてヘッドライトは忘れてたんです。
もちろん野営なので街灯はなく、ましてや月も半月にもなってなかったので暗いのなんの。その時に木の生い茂る山の怖さを改めて知りました。
「はやく近場で良いところ探さないと死ぬな」
野生動物への警戒MAX、周囲に灯りなし。ランタンの灯りがギリ届く辺りが限界…!
僕は近場の小川で野排をしようと決意。
下半身は完全な無防備。それに加えて両足はズボンで繋がれているので、野排の囚人です。この時に初めて、野生動物がズボンを履いてない理由が「トイレの時に何も出来なくなるから」という事だと気付きました。
ここで小川での野排のデメリットを箇条書きでご紹介。
・小川程度の水流じゃ決して野排を無かったことには出来ない
・スタートの前に野排環境を良い感じにセットしないと、小川に着水するハズが川のほとりへの着弾になる。
・ほとり着弾の場合はちゃんと処理するのがほぼ無理。石とか色んな所に被害が。
あとを引く臭いとか匂いとか、なんか自分の失敗をまざまざと提示し続けられるような感覚でした。
こんなことは避けたいですよね。僕も事前に知っていたら避けられたんですけど、なぜ行く前に気付かなかったんだろう。と嘆くくらいしか出来ませんでした。
ただ、先程出したデメリットはまだ序の口です。ここから先が1番困った所です。
野排のことに目を向けず、自分は排泄しないぞ、と昔のアイドルみたいに完全に生理現象を舐めた宣言をしてしまう愚かな人間が陥った最悪の事態。それが、お尻拭けない問題。
そう、お尻拭けない問題。
お尻拭けない問題までの間、僕がなぜ気付かなかったかを解説します。
1.トイレの事を全く考えずに準備
2.トイレの事を全く考えずに冷凍チャーハンを自然解凍で食べる
3.腹下す
4.どこですればいいの?!と半パニック
5.暗闇の中、焦って決めた場所で排泄の扉が開く
お尻拭けない問題勃発!
この流れです。
準備の段階でトイレについて少しでも考えていれば、お尻拭くのなんて超簡単な作業だったのに。
暗闇の中でズボンを下ろした状態で、立つことも許されないまま拭けそうな形状のものを探す。どう考えたって恥ずかしい絵面です。
最初はモゾモゾ動くしか出来なかったのですが、その内にぴょこぴょこと被害が広がらない移動を身につけ、どうにか大きめの葉っぱをゲットして、清潔を保つことが出来ました。
この経験から得られた野排の心得
・なにかしら(土に還る)ペーパーを持っていく。
・小川の水は万能じゃない。
・穴を掘っての野排の方が安全。土で埋められる。
・雨の日はペーパーが濡れない工夫を。
・ある程度の距離を取ってする。(野生動物対策にもそっちの方が良いらしい)
・本当は緊急時とか登山で使う使い捨てのトイレを持っていくのが最高。
みなさんのことですから、僕はよりも上手くやれるハズです。この記事を見て、そういえば!と思ったあなたは必ず持ち物をチェックしてください。必ずですよ!
お目汚し失礼しました。
それでは。
デイキャンプなら彼女もきっと喜んでくれる!
こんにちは、Nenzaboyです。
最近は休みがなかなか繋がらなくてキャンプに行けてません。ノンキャンプのストレスかは知りませんがカップラーメンを食べる頻度が上がり、2日に1回のペースになりつつあります。人としてやばいです。
休みが少ない時、みなさんはどうやってキャンプ欲を解消してますか?ましてや彼女とかいると「毎回キャンプってのもなんだかなあ」と、なんやかんやで回数減りませんか??
ということで今回は、彼女が喜んでついてきてくれるデイキャンプを目指して試行錯誤している様をモロ出ししたいと思います。
今のところアイデアとしては大まかに2つ!
1.BBQ的な食事メインのデイキャンプ
デイキャンプってやったことないので何となくなんですけど、これがスタンダードな気がします。
キャンプ場とか河原で、テントだけ無いパターンですかね。昼過ぎに到着して、タープとグリルでBBQ!夕方からは焚き火!
想像しただけで最高すぎるので多分王道ですよね、これ。違いますかね?
ただ、これも毎週が厳しいどころか2週連続の時点で「また?」って言われそうなので、夜のご飯は家でってことにして朝から夕方の明るい時間帯だけでもありですね!ハイキングとかのレジャーと組み合わせられれば一見いつもと違うことをしてる感を出しながら、彼女にバレずにキャンプ欲を満たせるかもですね。チャレンジしてみます。
2.ピクニック感満載の公園デイキャンプ
多分1番自然に彼女とデイキャンプ出来そうなやつ。その代償として、キャンプ感は大幅に削減されますよね。
これから涼しくなってくる季節。ちょっとお出かけついでに「公園に寄っていこうよ」なんて言って、散歩しつつ芝生が綺麗な原っぱにバッグパックからスマートに取り出したポップアップテントを立てて、ヘリノックス風のチェアを用意して、バーナーで温めたホットワインを飲む。悪くないですよね。むしろ良い。俄然やりたくなってきました。
でもその荷物はスマートに背負って行けるのか?っていう問題。普通のデートだと思ってる彼女に「今日どこ行くの?登山?」って思われないサイズ感のバックパックでキープしたいけど、そんな都合良いものあるんかな。探してみよう。
もう一つ問題があって、それが公園でバーナー使っていいのかは分からない問題。しかもかなりの確率でダメです。一応近くの公園で使っていいかを確認してみようかなと思います。
もしバーナーが使えなくても、きっと洒落た人ならスタンレーとかのスタイリッシュな保温容器にホットワイン入れて行くんじゃないですかね。それに比べて僕はタイガーの水筒なので洒落っ気は皆無ですが、もちろん性能に関しては文句なし。
むしろ家で使ってるケトルもタイガーの物なんですけど商品名が「湧く子さん」なので、僕はタイガーの物がすごく好きです。ゆるくて温かいネーミングセンスが最高ですよね。ふふふってなります。
普段キャンプで使っている道具を、うまく取り入れながらデイキャンプならではのオシャレなものがあればいいなーと思います。探しながら色々試行錯誤してみます。
今日はとりあえず妄想という事で。現実味のある装備とか見つけたりしたら、そこについても書いて行きたいと思います。
ちなみに彼女はキャンプ楽しいよって言ってくれているので、たまの休みにキャンプに行ったら、場所とか現地のレジャーは彼女の好みで選ぶスタイルで良いかなと思ってます。むしろそれが1番いいかも?お互いのやりたい事を上手いこと混ぜ合わせられれば良いですよね。
それでは。
初めてのソロキャンプの思い出
こんにちは、Nenzaboyです。
今日は初めてのソロキャンプでの思い出をつらつらと書いていこうと思います。
そもそも僕がソロキャンプをしようと思ったきっかけは、友達とかとキャンプに行こうとすると予定合わせたり、事前に場所決めの相談したりっていうのが面倒くさくなったというのが実のところ。
要は、思いついたその日にキャンプ行けるようになったらいいなーっていうくらいにキャンプが好きになったからですね。
よーしソロキャンプ行くぞー!と思ってから、実際に行くまでに大体2ヶ月くらいでした。
何持っていくのがいいんだろ?と思って色々調べ始めたらビックリするくらい色んな情報が溢れてて、準備期間が結構あったし、ソロキャンプ=バックパックみたいな先入観が生まれたのもこのタイミングでした。
中古のアウトドア用品を漁りまくって、よし!行ける!とバックパックに荷物を詰め込み、車の助手席にバックパックを置きました。
そうなんですよ。今あれ?って思った人。正解です、おめでとう!
せっかくバックパックに荷物詰めたのに、初めてのソロキャンプでは全く役に立ってないです。車の助手席に置いてあるバックパックから荷物を取り出す最高にアホなシステムでした。
さすがに一度も背負わずに帰るのもなあ、と思いバックパックを背負ってウロウロしてみたりしたのはとてもいい思い出です。
なんの意味もなくバックパックを背負ってウロつくんだから、自分でも全く意味が分からなかったです。「思ってたより重いな」という背負ってなくても言えそうな感想しか出てきませんでした。
どこに歩く訳でもないし、歩く理由もないのでちょっと川の様子見たりしたらやる事なくなっちゃって、5分くらいでまた車の所まで戻ってきて、タイヤにバックパックを立てかける。
自分でもほんと何やってんだろう?と思いますが、そう思っても誰もつっこんでくれないので心の中でセルフツッコミです。
初のソロキャンプだから誰もいなくて正解です。
初めて使う道具も多いし、初のソロキャンプに完全にワクワクしてました。よっしゃ、シングルバーナーでラーメン作るぞー!とか、早く焚き火するぞ!とか。
無言で拾ってきた枝パキパキ折って火をつける時も、バーナーに乗っけたお湯が沸けるのを待ってる時もめちゃめちゃ楽しい。
それに出来上がったラーメンを食べてみて、一口目がびっくりするくらい美味しい。
はあー!これこれ!ってなります。そして気がつくんですね。
「この喜びを共有する相手がいない」
今までグループでのキャンプに慣れてたもんで、「うまー!」とか「焦げちゃったじゃん!」みたいなやりとりがあったんですけど、それがソロキャンプになると
(…うまい)(…焦げてる)
心の中で言葉が生まれるのみ。心の中の言葉はいつもの自分がどんだけオーバーリアクションかを思い知らされるレベルで簡素でした。
(寂しさ…)
(これがソロキャンプ…!)
寂しさを共有することすら出来ないのですが、焚き火は平然とパチパチと鳴り続けてくれるので段々焚き火が友達みたいに思えてきます。
(お前だけが俺の友達だぞ…!燃えてくれ!)
愛と勇気が友達というアンパンマンよりも友達の少ない寂しい男としてしばらく過ごしていると次のステージに進入しました。
ソロキャンプってやることねえな!
ただただ焚き火をし続けて、それこそずーっと火しか見てないから久しぶりに他のところに目を向けると火の残像がこびりついてるんですよね。前見ても横見ても火の残像。それくらい焚き火くらいしかやることなかった。
「もうさすがに寝るか…」と思った時間が9時だったのに衝撃を受けつつ、抗う理由も特に無かったので即就寝。
初めて1人で寝るテントの中は秘密基地感がパンパンに詰まっていて、初めてのソロキャンプで1番テンションが上がったタイミングかも知れません。
ちょっと動くとガサガサいうのも、電池式ランタンの灯りがやたら影を作るのも、子どもの頃に押入れに作った秘密基地のワクワクそのものでした。まんまノスタルジー。
結果として、怒涛の暇アンド暇な時間を叩きつけられた初ソロキャンプだったんですけど、なぜか帰り道にはすごい楽しかったなあと思わざるを得なかったんですよね。
焚き火の残像とテントの中以外の想い出が、間違えて焚き火台に触って火傷して40分くらい無言で指先を川に入れてたことくらいなんですけど、すごい楽しかった。楽しかったのはマジです。
さすがに2回目からは暇を潰すためにナイフとかラジオとかを持っていきましたけどね。
ソロキャンプにこなれたみなさんも初のソロキャンプの思い出を振り返ってみると、恥ずかしくも懐かしい想い出が蘇って来るかも知れませんので、ぜひ思い出してみてはいかがでしょうか。
それでは!