野営キャンプ in 静岡 (後編)
突然の雨。ゲリラ豪雨は夏の風物詩になりそうですね。Nenzaboyです。
前回の続きですが、静岡の洞窟キャンプの話です。
なんやかんやで洞窟に辿り着いた僕らですが、いざ洞窟に入ってみるとおじさんが
「なんかあったら崩れてきそうで怖い」
と完全にビビり倒していたので、一度洞窟の外にテントを張りました。正直、何をそんなに怖がっているのか分からなかったのですが、おじさんが場所を見つけてきてくれていた裏には、こういう慎重な面があったからというのもあるか。と思いすんなりと受け入れました。感謝溢れていましたから。
でも、結局そのあとに雨が降りそうということで洞窟に移動し直しました。
洞窟の中は、入り口の見た目とは違って大きなスペースが広がっていました。そして洞窟の向こう側は海だったので、オーシャンビューの一等地でした。天井も軽く10mはありそうな高さで、かなり居心地の良さそうな感じ。
地面は、海に近い方は砂地、海から遠くなるにつれて小石、石の割合が大きくなっていく感じだったので、ほどよい距離を検討してテントを立てる。なだらかな砂地の斜面だったので、足や石でなんとなく砂をならしてから立てました。
今回は、おじさんが全ての道具を用意してくれていたお客さんキャンプ。
おじさんの持ってきたユニセラでの調理もだんだんクセになってくる良さがある。ちいさなグリルの上で雑に焼かれた肉を噛みちぎるのもたまらないです。
もともとかなりロケーションが良く、ローチェアに座ってぼーっとしながら焚き火をしていたのですが、ふと暗くなったのを察知してランタンを点けると、ここからは完全に異世界級のロケーションになりました。
ただただ心地よい空間でした。
夕方からかなりの雨が降ってきたのですが、洞窟なので雨はお構いなし。むしろ洞窟から見える海の様子や、波の音。雨の静けさが強調されたように感じ、初にして最高の野営キャンプが出来たんじゃないでしょうか。
そんな感じでとても充実した野営キャンプでしたが、夜中に二人でテントに入って寝ようとした途端に、外から物音がしました。
最初は近所のおじさんとかが来たのかもなんて思っていたんですが、音の様子が明らかに人のそれでは無かったので
「うわあこわいこわい」「野生動物だったらやばいよー」
と、完全に弱気になりながらも意を決して様子を見に行くと、小さな黒猫が遠くに置いておいたゴミを漁っていました。猫でよかったー。
安心して寝た僕と、心配でなかなか寝付けなくなったおじさん。二人で小雨の降る中、雨に当たらない洞窟で快適な片付けを済ませて早々に帰路につきました。
おじさんが帰りに寄った温泉が「塩くさい」と文句を言っていましたが、トータルで見て最高の野営キャンプだったかと思います。
最近はソロキャンプもやりたいと思っているので、道具についても色々検討したいなあと思っています。
それでは。